最近のパソコンソフトにおいては全て購入時にプリインストールされているオフィスを利用する以外に、買ってまで利用すると方は少ないと思います。
更には、今の時代であればパッケージ版のパソコンソフトも少なくなり、全てはネットを利用したクラウドソフトや、フリーソフトも充実してきており、古いパソコンソフトにおいてはあまり利用価値は無いと思っている方も多いのではないでしょうか。
ですが実際には古くても、機能が充実しているadobe系のグラフィックソフトを始め、図面を書くには必須のCAD系のソフトは今も必要とされている事ご存知ですか?
◆腐っても鯛!古さゆえに動作が軽いプロ用ソフトは貴重な資産
パソコンの性能の進化に伴いパソコンソフトも進化していくのは当然ですが、ある程度の性能が要求されるのも事実なのです。
しかし過去のパソコンソフトとなると、現行の低スペック機でも処理能力が当時に比べれば底上げされている為に、OSさえ動作条件に入っていれば起動可能となります。最新のパソコン、最新のパソコンソフトでしか作業できないと言う事であれば、旧ソフトウェアを使う事は望ましくありませんが、グラフィックソフトやCADなどのソフトであれば、立ち上げて簡単な修正を行う場合は古い業務用のプロ仕様のパソコンソフトを利用する事で導入費用を抑える事が可能となるわけです。
そんなソフトを持っている場合は処分の際に、簡単に捨ててしまうのではなく、中古パソコンソフトとして買取に出したり、使用する人に渡す事で、生産されなくなった貴重なデータとしての資産を保存する事にもなるわけです。
今ではもう作られないソフトは数多くあれど、利用したいという時に、使えないという事案は人類にとって大きな負債にもなるとまで言われるデータ資産は、古くても使う人にとっては大切なソフトウェアとなるので、簡単にごみ箱に捨てるという事だけは避けるべきなのです。
最新を求める世界においても、プログラムだけは過去の製品の方が優秀であったと言われる事の多いパソコンのソフト。
数十年の時を紡いで進化してきた世界において、その過程を知るPCプログラムの保存は、デジタル遺産を守る、そんな考え方が必要な時代になって来ているのかもしれません。