修学旅行でとある長崎のホテルに宿泊した時の事です。
バスでホテルに向かったのですが、その日はもう夜になっていて辺りは真っ暗でした。
山道のような坂をどんどん上っていった先にそのホテルはありました。
とても大きな立派なホテルで、さすが観光地である長崎のホテルだと思いました。
中も広くて綺麗で、修学旅行でこんなホテルに泊まれるんだなと嬉しくなりました。
ホテルの周りには特に何もなくて、ホテルは高台にあるようで部屋からの見晴らしがとても良かったです。
ただその日は夜だったので、部屋から見える景色は夜景でした。
少し気になったのは、ホテルのあるすぐ下は真っ暗で全く街灯などがありませんでした。
ホテルから遠く離れた町の方は街灯がたくさんあって、とても綺麗でした。
ホテルの下には何があるのだろうかととても不思議に思い、翌日見てみようと友達と言っていました。
みんなはしゃいでいて、真っ暗な窓をバックにして何枚も友達と写真を撮りました。
夕飯も豪勢で、さすが長崎のホテルといった中華料理の夕食でした。
食べきれないくらいたくさん食べて大満足でした。
夜もみんなで色々な話をして盛り上がっていました。
翌日目が覚めた友人と一緒に、さっそく窓の外の景色を見てみました。
するとホテルの下にはお墓が広がっていました。
ホテルの周りがお墓で囲まれていたのです。
お墓だったから明かりが全くなかったのだとわかりました。
長崎には海の見えるホテルがたくさんありました。